ユーザーポリシーの設定
ポリシーとは
メール送信時に所定のアクションを実行させたい場合にポリシーを使用します。ポリシーはポリシー適用条件とアクションからなり、ポリシー適用条件に一致した場合にアクションが実行されます。
ポリシー適用条件
送信メールに対してアクションを実行するかどうかを判定するための条件です。条件は、メール項目に対して、値が入力内容に等しい/等しくない、値が空である、等を指定して作成します。使用可能なメール項目は以下の通りです。
| メール項目 | 説明 |
|---|---|
| 送信者アドレス | 送信者アドレスが入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、次のグループに所属している、次のグループに所属していない のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字は区別しません。 次のグループに所属している、次のグループに所属していないはグループポリシーとテナントポリシーの場合に指定可能な一致方法です。 |
| いずれかの送信先アドレス | いずれかの送信先アドレスが入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、次のグループに所属している、次のグループに所属していない のいずれかを指定します。送信先の種類は (TO/CC/BCC)、(TO/CC)、(内部ドメイン宛のTO/CC/BCC)、(内部ドメイン宛のTO/CC)、(外部ドメイン宛のTO/CC/BCC)、(外部ドメイン宛のTO/CC)のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字は区別しません。 次のグループに所属 している、次のグループに所属していないはグループポリシーとテナントポリシーの場合に指定可能な一致方法です。 |
| すべての送信先アドレス | すべての送信先アドレスが入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、次のグループに所属している、次のグループに所属していない のいずれかを指定します。送信先の種類は (TO/CC/BCC)、(TO/CC)、(内部ドメイン宛のTO/CC/BCC)、(内部ドメイン宛のTO/CC)、(外部ドメイン宛のTO/CC/BCC)、(外部ドメイン宛のTO/CC)のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字は区別しません。 次のグループに所属している、次のグループに所属していないはグループポリシーとテナントポリシーの場合に指定可能な一致方法です。 |
| いずれかの送信先アドレスドメイン | いずれかの送信先アドレスドメインが入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、始まる、終わる、内部ドメイン、外部ドメイン のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字は区別しません。 |
| すべての送信先アドレスドメイン | すべての送信先アドレスドメインが入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、始まる、終わる、内部ドメイン、外部ドメイン のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字は区別しません。 |
| 送信先件数 | 指定した種類の送信先の件数が入力内容 以上 または 以下 かを判定します。送信先の種類は(TO/CC/BCC)、(TO/CC)、(内部ドメイン宛のTO/CC/BCC)、(内部ドメイン宛のTO/CC)、(外部ドメイン宛のTO/CC/BCC)、(外部ドメイン宛のTO/CC)のいずれかを指定します。 |
| 件名 | 件名が空であるか、または件名が入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 含む、含まない、始まる、終わる のいずれかを指定します。 |
| 本文 | 本文が空であるか、または本文が入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 含む、含まないのどちらかを指定します。詳細についてはこちらをご参照ください。 |
| 添付ファイル | 添付ファイルが 存在する か 存在しない かZIP暗号化ファイルを含むかZIP暗号化ファイルを含まないかを判定します。 |
| いずれかの添付ファイル名 | いずれかの添付ファイル名が入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、始まる、終わる のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字 、半角/全角は区別しません。 |
| いずれかの添付ファイル名(拡張子除く) | いずれかの添付ファイル名の拡張子を除く部分が入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない、始まる、終わる のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字、半角/全角は区別しません。 |
| いずれかの添付ファイル名拡張子 | いずれかの添付ファイル名の拡張子が入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない のいずれかを指定します。一致判定時には、大文字/小文字、半角/全角は区別しません。 拡張子を指定する際には、先頭の「.(ドット)」を含まない拡張子を指定してください。 例) xlsx |
| 添付ファイルサイズ(合計) | 添付ファイルサイズの合計が入力内容 以上 または 以下 かを判定します。サイズはKiB単位で指定します。 |
| メッセージヘッダー | 指定したメッセージヘッダーが 存在する か 存在しない か、または指定したメッセージヘッダーの値が入力内容に一致するかどうかを判定します。一致方法は 等しい、等しくない、含む、含まない のいずれかを指定します。メッセージヘッダーは、大文字/小文字は区別しません。メッセージヘッダーの値は、大文字/小文字を区別します。 |
| メール種別 | メール種別が カレンダー予約関連、自動応答、自動転送、開封確認メッセージ、365 Alertサービス宛てメール、Microsoftへの報告メール、自動転送された通知メールのいずれかに一致するかどうかを判定します。 |
また、2つ以上の条件を and または or で結合することが可能です。and を設定すると複数の条件すべてに一致した場合にアクションが実行されます。or を設定すると複数の条件のうちいずれかの条件に一致した場合にアクションが実行されます。
さらに、複数の条件をグループ化し、2つ以上の条件グループを and または or で結合することも可能です。
ポリシー適用条件には最大50個まで条件が設定可能です。
ポリシー適用除外条件
ポリシー適用条件に一致し適用対象となったポリシーに対して、適用除外とする条件を指定します。指定可能な条件はポリシー適用条件と同じです。ポリシー適用除外条件には50個まで条件が設定可能です。
ポリシー適用場所
ポリシーを適用する場所を指定します。ポリシー適用場所によって使用可能なアクションが異なります。指定可能な場所は以下の通りです。
| 適用場所 | 説明 | 使用可能なアクション |
|---|---|---|
| サーバー | 365 Alertサーバーでポリシーを適用します。 | 全て |
| Outlook Add-in | Outlook Add-inでポリシーを適用します。 | 上司CCBCC一括変換 |
アクション
アクションには以下のものがあります。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| 即時配送 | メールを即時配送します。 |
| 即時破棄 | メールを破棄します。 |
| ルールスキップ | ルールの適用処理をスキップします。 |
| 上司CC | 上司のメールアドレスをメールのCCまたはBCCに追加します。指定可能なオプションはこちらをご参照ください。 |
| ZIP暗号化 | メールの添付ファイルをZIP暗号化して送信します。指定可能なオプションはこちらをご参照ください。 |
| ZIP暗号化スキップ | ZIP暗号化スキップ アクションのポリシーに一致した場合は、より優先度の低いポリシーで ZIP暗号化 アクションのポリシーに一致したとしてもZIP暗号化を行いません。 |
| リンク共有 | メールの添付ファイルをファイルストレージにアップロードして、共有リンクに置き換えてメール送信します。指定可能なオプションはこちらをご参照ください。 |
| リンク共有スキップ | リンク共有スキップ アクションのポリシーに一致した場合は、より優先度の低いポリシーで リンク共有 アクションのポリシーに一致したとしてもリンク共有を行いません。 |
| BCC一括変換 | TOおよびCCに指定されたメールアドレスをBCCに一括変換します。指定可能なオプションはこちらをご参照ください。 |
| 自動挿入文 | 指定したテンプレートを基に生成した文章をメール本文に挿入します。指定可能なオプションはこちらをご参照ください。 |
| 第三者承認 | メールを送信する際に第三者の承認を必須とします。第三者が確認することで、誤送信や情報漏えいを未然に防げます。指定可能なオプションはこちらをご参照ください。 |
アクションのオプション
各アクションで指定可能なオプションは以下の通りです。
即時配送
指定可能なオプションはありません。
即時破棄
指定可能なオプションはありません。
ルールスキップ
指定可能なオプションはありません。
上司CC
指定可能なオプションは以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| 上司アドレスの宛先区分 | 上司のメールアドレスの追加先をCCに付与かBCCに付与のいずれかで指定します。 |
ZIP暗号化
指定可能なオプションは以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| 暗号化タイプ | 暗号化方式等、添付ファイルの暗号化に関する設定をまとめた暗号化タイプを選択します。 暗号化タイプが事前にテナント管理者によって登録されている必要があります。暗号化タイプの内容および設定方法はこちらをご参照ください。 |
ZIP暗号化スキップ
指定可能なオプションはありません。
リンク共有
指定可能なオプションは以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| リンク共有タイプ | 連携先等、添付ファイルのリンク共有に関する設定をまとめたリンク共有タイプを選択します。 リンク共有タイプが事前にテナント管理者によって登録されている必要があります。リンク共有タイプの内容および設定方法はこちらをご参照ください。 |
リンク共有スキップ
指定可能なオプションはありません。
BCC一括変換
指定可能なオプションは以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| 外部アドレスの宛先のみをBCCに変換する | 外部アドレスの宛先のみをBCCに変換する場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。 |
| TOに送信者のアドレスを挿入する | TOに送信 者のアドレスを挿入する場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。 ただし、チェックを入れた場合も、BCC一括変換後にTOまたはCCに送信者のアドレスが入っている場合は挿入されません。 |
自動挿入文
指定可能なオプションは以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| 自動挿入文テンプレート | 本文に挿入する文章を生成する際に使用するテンプレートを選択します。 自動挿入文テンプレートが事前にテナント管理者によって登録されている必要があります。自動挿入文テンプレートの内容および設定方法はこちらをご参照ください。 |
第三者承認
指定可能なオプションは以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| 承認者種別 | 承認者種別をユーザーかグループのいずれかで指定します。 |
| 承認者 | 承認者をテナントに所属する全ユーザーから選択します。20ユーザーまで選択可能です。 承認者種別が ユーザーの場合に設定します。 |
| 承認者グループ | 承認者グループを選択します。指定したグループに所属する全ユーザーが承認者となります。1グループのみ選択 可能です。 グループが事前にテナント管理者によって登録されている必要があります。グループの登録方法はこちらをご参照ください。 承認者種別が グループの場合に設定します。 |
| 承認者に上司を含める | 承認者に上司を含める場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。 |
| メールの宛先に含まれる承認者にのみ承認依頼を送信する | メールの宛先に含まれる承認者にのみ承認依頼を送信する場合は、チェックボックスにチェックを入れてください。 ただし、「承認者に上司を含める」が有効な場合は、本設定が有効か否かに関わらず上司には承認依頼が送信されます。 |
| 承認種別 | 承認種別をOR承認かAND承認のいずれかで指定します。1. OR承認を選択した場合は、任意の1人の承認者が承認を行った時点でメールが配送されます。2. AND承認を選択した場合は、承認者全員が承認を行った時点でメールが配送されます。3. いずれの場合も、否認が行われた時点でメールは破棄されます。 |
- 承認者にメールの送信者自身が含まれる場合は、送信者は承認者から除外されます。
- 承認者が1人もいなかった場合は、メールは破棄されます。
- 「承認者に上司を含める」が有効で、送信者に上司が設定されていなかった場合は、メールは破棄されます。
- 承認者種別が
グループの場合に、承認依頼の送信対象が20人を超える場合は、グループ内の任意の20人を選択して承認依頼を送信します。
後続処理停止設定
各ポリシーの後続処理停止設定で、ポリシー適用条件に一致した場合に該当ポリシーより優先度が低いポリシーの適用判定を継続するか否かを指定できます。
後続処理停止設定を有効にした場合は、優先度が低いポリシーの適用判定を継続しません。無効にした場合は継続します。
ただし、即時配送アクションと即時破棄アクションのポリシーは必ず後続処理停止設定が有効となります。
ポリシー適用範囲とポリシーの優先度
ポリシーの適用範囲には、以下のものがあります。
| 適用範囲 | 作成者 | 説明 |
|---|---|---|
| システム | - | 全ユーザーに適用されるポリシーです。適用範囲がシステムのポリシーのことをシステムポリシーと呼びます。 |
| テナント | テナント管理者 | テナントに所属する全ユーザーに適用されるポリシーです。適用範囲がテナントのポリシーのことをテナントポリシーと呼びます。 |
| グループ | グループ所有者 | 該当グループをプライマリグループとする全てのユーザーに適用されるポリシーです。適用範囲がグループのポリシーのことをグループポリシーと呼びます。 |
| ユーザー | 一般ユーザー | ユーザー個人に適用されるポリシーです。適用範囲がユーザーのポリシーのことをユーザーポリシーと呼びます。 |
異なる適用範囲のポリシー間の優先度は以下の通りです。
システムポリシー > テナントポリシー > グループポリシー > ユーザーポリシー
同じ適用範囲のポリシー間の優先度は管理ポータルのポリシー画面で設定します。
システムポリシー
初期状態では以下の6つのシステムポリシーが有効化された状態で設定されています。
| 優先度 | 名前 | 無効化可否 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 1 | 365 Alertサービス宛てメールは即時配送する | 不可 | ループメールの発生を防止するために送信先アドレスがno-reply@wise365cloud.comのみのメールは即時配送します。 |
| 2 | 自動転送された通知メールは即時配送する | 可 | ループメールの発生を防止するために自動転送された通知メールは即時配送します。詳細についてはこちらを参照してください。 |
| 3 | Microsoftへの報告メールは即時配送する | 可 | Outlookで迷惑メールではないことの報告を行った際等に送信されるMicrosoftへの報告メールは即時配送します。詳細についてはこちらを参照してください。 |
| 4 | 自動応答メールは即時配送する | 可 | ループメールの発生を防止するために自動応答メールは即時配送します。詳細についてはこちらを参照してください。 |
| 5 | WISE Alertでチェックしたメールはルール適用をスキップする | 可 | WISE Alertでチェックしたメールのダブルチェックを避けるためにルール適用をスキップします。 |
| 6 | Outlook Add-inでチェックしたメールはルール適用をスキップする | 可 | Outlook Add-inでチェックしたメールのダブルチェックを避けるためにルール適用をスキップします。 |